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日本人の気質の問題
カテゴリ:(新) 知って得する!不動産の豆知識  / 投稿日付:2019/01/14 18:45

突然ですが

我が国は、既存住宅の流通が外国に比べ非常に少ないという特徴があります。

我々日本人は、箱詰めされた商品を購入する際、一度封を開けて中身を確認したものではなく、未開封の商品を購入する人が多いのです。

一方、諸外国ですは実際に商品を手に取り、問題ないことを確認してその商品を購入するのが一般的だそうで、

日本では「少しでも新しい物の方が信頼できる」という観念が根強い国民性のようです。

住宅は一般の商品とは異なりますのが、根底には「新築が問題がなく、既存住宅は問題がある」という意識があるのかもしれません。

それが、新築を選びがちな消費行動につながっているのではないでしょうか。

ただ、新築には問題がないかといえば、厳密にはそうともいえません。

日本の法的な検査体で言えば、新築時の建物調査は中間時・完成時の2階ですが、米国では10回以上検査します。

つまり、日本の新築のチェックは、諸外国に比べ非常に甘いといえるようです。

とはいえ、新築住宅では問題が起きた時に10年間の瑕疵担保責任は付保され安心と安全は担保されています。

既存住宅についても、十分なインスペクションを実施することで、安心・安全な住宅を安価に購入できる体制も整ってきました。

新築ばかり建てるのでなく、もっと既存住宅を生かして流通を増やせば、昨今の空き家問題も少しは改善できるのかなと考えます。



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